《Skream!》杂志2014年3月号对松本素生的采访

Skream 杂志2014年3月采访

翻译:HAIM

GOING UNDER GROUND

メンバー:松本 素生 (Vo/Gt)

インタビュアー:岡本 貴之

前作から1年3ヶ月振りとなる『ひとりぼっちになる日のために』をリリースするGOING UNDER GROUND。記念すべき10枚目となるオリジナル・アルバムは、切ないメロディに乗せたストーリーが歌われるGOING節あり、EDMありの完成度高い楽曲が並んでいる。こんなに素晴らしい曲を集めておきながら、『ひとりぼっちになる日のために』という、一見してさみしげなタイトルを付けた松本素生の現在の心境とはどんなものだったのか?じっくり話を聞いた。

成员:松本素生(主唱、吉他手)

采访者:冈本贵之

从前作算起,GOING UNDER GROUND筹备了一年零三个月的新专辑《ひとりぼっちになる日のために(孤身一人的日子)》近日发行。这是具有纪念意义的第十张原创专辑,集结了具有GUG特色的歌和电子舞曲风的歌,是张完成度很高的专辑。在制作这样出彩的专辑时,《ひとりぼっちになる日のために》这样看起来就很寂寞的标题反映的是松本素生怎样的心情呢?请看下面的访谈吧。

-まず、前作からここに至るまでの活動を振り返って頂きたいんですが、前作『RootsRoutes』は1度作り直してリリースしたということもありましたし、松本さんご自身もインタビューでここからが本当のスタートということもおっしゃっていました。実際前作リリース以降のライヴなどの反響にはどのような感想をお持ちですか?

首先,从前作开始回顾。前作《RootsRoutes》是一次大胆的突破,您也在访谈中说过“从这里才是真正的开始”,那么实际上您对前作发布以来的live等活动的反响有什么感受?

反響はね、半々かなあ。GOINGらしくて良いね、という人もいればなんとなく迷走しているんじゃないか?っていう人もいたし。でもアルバムとしては何かテーマを掲げて作ったというよりは、作りたかった曲があってそれを並べていった感じなんですよね。うちはソングライターが真逆の人間なんで、お互いのカラーみたいなものがクッキリ出るというところで、バンド側は俺たちらしいアルバムだなと思っていたんですけど。そうは思わなかった人も結構いたとは思います。

反响的话,一般吧,和平时一样还不错。有支持我们的人在的话,我们也就不会迷失道路。从专辑来说,从确定主题到完成创作有很多感受呢。我们是创作型的乐队,因此成员之间会互相交流各自的想法,把每个人的风格整合起来,形成鲜明的风格。从乐队的角度来说,乐队想要创作出的是具有我们GUG特色的专辑。

-それは楽曲の雰囲気がGOINGらしくないと思ったファンもいたということでしょうか?

音乐的氛围没有体现出GUG的特色”这样想的粉丝也有吗?

結構渋めというか大人っぽかったというか。若い人はそんなに聴かないだろうなっていう音楽ってあるじゃないですか?”そういう洗練された方向に行くの?”っていう風に思った人がいたかもしれない。俯瞰してみるとそういう印象でしたね。でも個人的には4人で頑張って作ったんで、物凄く気に入ってましたけどね。

或许大人会觉得非常苦涩,但或许年轻人不会这样认为。“向着洗练之路前行吧”或许会产生这样的想法。从整体来看给我的是这样的印象呢。因为是由成员4个人一起努力创作的,所以我个人很喜欢。

-バンドが4人になってしっかり固まって制作できたということで。

是由乐队的4位成员精心创作的呢。

そうですね、はい。

嗯,是这样的。

-今回のアルバム『ひとりぼっちになる日のために』は記念すべき10作目のオリジナル・アルバムということなんですが、意識はしていましたか?

这张《ひとりぼっちになる日のために》是具有纪念意义的第十张原创专辑——您有这样的意识吗?

意識する余裕がなかったなあ(笑)。去年はライヴも相当やってたんで、俺ら。ソロ活動も含めると100本くらいはやってたんじゃないですかね。だから10枚目っていうのを意識はしていないです。

没有时间去多想(笑),我们去年举行了相当多的live,包括solo在内的活动大概有一百多个,所以并没有这样的意识。

-バンドの活動って、おおまかに言ってしまうと曲を作って、リリースしてライヴをやって、というルーティンになっているわけじゃないですか? 10年選手のバンドマンとして松本さんがどんなモチベーションを持って活動しているのかをお聞きしたいんですが。

乐队活动、歌曲创作、live,变成流水线式的工作了吗?做了这么多年乐队的您是怀着怎样的动机参与到活动中的呢?

これはね、もう研ぎ澄まされていっているのかなんなのかはわからないですけど、年齢も35歳になって、物事の分別もついているわけじゃないですか、つきたくないけど。

这个嘛,只可意会。不过我已经35岁了,也能将事情处理得井井有条了。

-はい(笑)。

嗯(笑)

今俺にとってはライヴが本当に大事で、精神的な柱になっているんです。なぜかというと、20代の頃ってもっと純粋だったり無邪気だったから、”あ、この曲できたから今日はもうご飯食べなくてもいいや”とかそういう全能感みたいなものに1日2回くらい包まれてたんですよ。振り返ってみると俺たちはそういうところで音楽をやってきたし、それが俺たちのバンドの凄く良いところだなって思うんです。でもメンバーが1人辞めて(キーボードの伊藤洋一が2009年に脱退)、5人の幼馴染の集合体でいられなくなった時に、青春の無邪気さはなくなったなと思ったんですよね。そこから自分にとって音楽に向かうモチベーションというのは、唯一いろんなしがらみとか、人間関係とか社会的な何かとか、なんとなく中堅的なバンドの扱いとかそういうもの全部を忘れられるものなんですよね。ライヴをやっている時とか曲をみんなで作っている時とかは、家族がいること子供がいることも全部忘れられるんですよ、一瞬。もはや最近はその全てから解き放たれたいがために音楽をやっているとしか思えないですね。

如今我认为live是很重要的活动,可以说是我们精神上的支柱。二十几岁的时候很单纯,“如果不把这首歌弄好,今天就不吃饭”这种感觉每天都会出现两三次。现在回想起来,我们就是这样走过来的,我想这就是我们乐队优秀的地方。但是当伊藤洋一(键盘,于2009年退出)退出乐队后,青梅竹马五人的集合体也就不存在了,我们也没有了年轻时的那种单纯。从那以后,唯一没有改变的音乐动机是,从未忘记人际关系、社会性以及乐队的核心信念。举行live时、大家一起做音乐时,把家人和孩子都抛在了脑后。最近也为了做音乐,放下了所有杂念。

-ライヴという、解き放たれる場に向けて全ての活動が集約されていくような感覚なんでしょうか?

抛开杂念,将注意力都集中到了活动上吧?

まあそうですね。ライヴを観る側としてもそうです。ライヴって隠せないじゃないですか。どんだけ綺麗な照明を当ててもどんなに豪華なセットを組んでみても、バンドっていうものを取り出してみた時には全部見えるじゃないですか。やっぱりそれがスリリングだと思うしカッコ良いなという風に思ってるんですよね……いや、思ってたんだな、ずっと。それがここに来てメンバーが1人抜けて、解散しないで活動を再スタートさせてから気付いたというか、手にしたものというのはありますね。俺、よく言っているんですけど、渋谷の駅のホームとか交差点とかにいて叫びたくなる瞬間ってあるんですよ。これを読んでるみんなもあると思うんですけど。”やだなあ~”とか”なんだよ、また人身事故かよ”とか、イライラしている瞬間ってみんなあると思うんですけど。でも渋谷の真ん中で本当に叫び出したら捕まっちゃうじゃないですか(笑)?

嘛,是这样的吧。live也是如此,live是公开的,因此有非常华丽的灯光和豪华的设备,我们在演出的时候也都感受到了。我们一直都觉得很激动,感觉特别棒。虽然有一个人离队了,但乐队不会就此解散,还会继续活跃。虽说如此,但有时会想在涩谷的车站或十字路口大声吼叫呢。大家看到这里,或许会产生“不要啊”、“什么嘛,又出事故”的想法。但是有人在涩谷大叫后来被抓了不是么?(笑)

-捕まっちゃいますね、間違いなく(笑)。

是会被抓的呢(笑)

でも週末にライヴがあって、それがどんなに小さいライヴハウスであろうが、チケットの売れ行きが良くなかろうが、やっぱりライヴ・ステージに立ってギターをジャンって鳴らして歌い始めた瞬間に、その時間だけは全部忘れられるんですよね。だからそれが今の音楽へのモチベーションかなあ。

周末有场live,是在一间很小的活动室里举行的,门票的售卖情况不太好。但是当我一站上台阶、一扫弦、一开始歌唱的时候,就把所有东西都抛在了脑后,这就是现在的音乐动机呢。

-それは、一回りして音楽への初期衝動が甦ってきたというか、若い頃の気持ちとはまた違うんでしょうか?

这就是早期时的音乐魂吗?现在还怀有当时的这种心情吗?

若い頃はやっぱりもうちょっと背伸びしてる気持ちがあったんですけど、今は等身大というか。飾ってるとしても飾ってるのがばれてるぜっていうところまでも見せられるんですよ。だから素直な気持ちでライヴができるというか。ただギターを鳴らして音を出した時に”いいなあ”っていう気持ちのままやっているというか。

虽然年轻的时候很逞强,但现在有了自知之明,因此能用平和的心态举行live了。那种心情现在还是有的,只是当吉他声出来的时候,“真好啊”这样的心情已经不及从前了。

-今回の作品を聴かせてもらった時に、凄く瑞々しさを感じたんですよね。これはいわゆるベテラン・バンドの音じゃないな、と。

我在听这次的作品时,感觉非常清新呢,不愧是专业乐队的音乐呢。

ああ、嬉しいっすね。

很高兴听你这样说呢。

-このアルバムを作る上でも、ライヴで早く人に聴かせたいなっていう気持ちが先にあったんでしょうか?

“虽然还在制作专辑的过程中,但想让人早点在live上听到”的感受有吗?

“追いつきたい”からじゃないですかね。あのライヴの感じに追いつけたら良いのになと思いながらサウンド面は作っていたし、歌詞ももうそんなに書けないとかもないし。ありのままの気持ちを歌詞にしているんで。でもその瑞々しさというのは、取り戻そうとしたとかいうことではなくて。メンバーはわからないですけど俺個人は、救われない魂が救われるような気持になるあのライヴ・ステージの上に追いつきたいなという気持ちで曲を書いてましたね。前のアルバムに比べると、難しい内容にしたくないというのもあって、だから今回は末光篤さんと曲を作ったり、浅田信一(元SMILE)さんをプロデューサーに迎えたりしているんですけど。浅田さんが飲み屋で”俺GOINGやりたいんだよな”って言ってくれたんですよ。

从“追いつきたい”起就没有这种感觉了呢。那个live举行的时候,这张专辑还在调效果音,歌词也还没写。好好地把心情用歌词表达了出来,但是没有那种清新的感觉。不知道其他成员的感受如何,就我个人而言,是怀着想赶上那个live的心情而写的歌。和以前的专辑相比,遇到了从未遇到过的困难。所以这次请末光篤作曲、浅田信一(原SMILE)担任制片人。浅田曾在酒屋和我们说过他想做。

-元々浅田さんとは交流があったんですか?

以前就和浅田有过交流吗?

ザ・コレクターズの(古市)コータローさんと飲んでた現場に浅田さんもいて。コータローさんが”お前ら絶対、信ちゃんにプロデュースしてもらった方が良いよ”って言ってて、俺も”いいっすね~”なんて話してたんですけど。2回目に会った時に飲んでた時に、結構ズバっと”今のGOINGに足りないと思ってること”っていうのを言ってくれたんですよね。

和ザ・コレクターズ的コータロー喝酒的时候浅田也在。コータロー对浅田说,你做制片人绝对不错。我也应到“是啊”。在第二次喝酒的时候,浅田说“还不满足于现在的GUG”

-それは松本さんの腑に落ちる内容だったんでしょうか?

那么您明白他说的意思吗?

腑に落ちましたね。技術的なことだったんですけどね。元々俺らがデビューした頃ってまだProToolsがなくて、データでやりとりして曲を合理的に仕上げていくことを俺たち世代のミュージシャンってほとんどしていなかったんですよ。だから変なバンドも多かったなとも思ってるんですけど。でも歳を取っていくと段々そういう作り方(バンドでのスタジオ共同作業)をしなくなってくるんですよ。要するにみんなスタジオにいなくても音楽が成り立ってきちゃうっていうのがあって。それを批判してるわけじゃなくて、そういう風に成り立ってきていないバンドがそれをやると、楽になってきちゃうんですよね。スタジオに来なくて良いんだから。そうすると箱庭感というか、つまんないものになっちゃう気がして。それがなんとなくわかっちゃうのがジレンマだったんですけど。そこのサウンドの感じは『Roots&Routes』にはあるんですよ。だからそうじゃなくて、みんなでああでもないこうでもないって遠回りして1曲にしていくっていう過程をちゃんと踏まないと、バンドの勢いだとかは出ないよねっていう話を浅田さんはしてくれて。”でも今のGOINGは違うよね”って指摘してくれたんで、”ああ、わかる”と思って。

嗯,明白,就是技术上的问题呢。我们出道的时候原本就不是弄音频编辑的,数据化编曲不是我们这一代音乐人擅长的,因此出现了许多迥异的乐队。我们不得不慢慢地开始摸索制作方法(在录音棚共同工作)。需要大家共同制作音乐,没有意见交流的话就做不了乐队。制作的时候非常开心呢,在录音棚的感觉非常棒,有种庭院感,一点也不会无聊,虽然也有进退两难的时候,这种感觉也融入到《Roots&Routes》中了呢。大家不用绕远路了,而是直接让浅田做出歌曲的气势。对于“这样不对哦”的指出,我们会欣然接纳。

-今回浅田さんがプロデュースした2曲というのが「ALONE AGAIN」「Turquoise blue」ですが、特に「Turquoise blue」はイントロにダブステップのような揺らぎがあって、その後モータウン・サウンド風になっていくという、面白い曲ですね。こういうところに浅田さんが参加した効果というのが出ているんでしょうか?

这次浅田制作了《ALONE AGAIN》、《Turquoise blue》两首歌,特别是《Turquoise blue》加入了回响贝斯的效果,还加入了摩托的效果音,是非常有趣的歌呢。这是浅田参与制作后出来的效果吗?

これは最初物凄く洗練された曲で、ヤマタツ(山下達郎)の「アトムの子」みたいな、ジャングル・ビートのニュアンスの曲だったんですよ。でも元々ある枠を拝借してGOINGがやってもつまんないよねって浅田さんから言われて、ぶっ壊した感じですね。だから俺もAメロを書き直して、あとはもともと丈さん(河野丈洋、Dr)が当ててたメロディがあったんで、それをBメロにもらって。サビは最初からあったものですけど。

这首歌一开始很洗练,就像山下达郎的《アトムの子》一样,有热带丛林节奏的微妙的歌。但是浅田说借用原本的框架很无聊,想要去打破这种框架,于是我修正了A段的旋律,之后河野丈洋修改了B段的旋律,但歌词不变。

-浅田さんが参加したことは当初松本さんが思い描いていたものと同じでしたか?

浅田参与制作后的效果和您预想的一样吗?

非常に良かったと思います。何が良かったかって、浅田さんはGOINGのことを好きでいてくれたっていうか。CDもチェックしてくれてて”あの曲のあの部分良いじゃんね”とか言ってくれたんで、それはデカいですね。GOINGの本当の魅力というか、洗練されてもいないし、もっと情けないし、もっとイビツだし、綺麗な枠に収まらなくて良いんじゃない?っていうところを引き出してくれたというか。

感觉非常棒。浅田对GUG的工作怀有热情,CD也一张张地听了,“这个曲子的这个部分不错呢”他会这样说。这个工作量很大呢。他说GUG的魅力是不经洗练的、不需要同情的、有变化的、去粗取精的。

GOING UNDER GROUNDをそれほど深く知らない人のイメージって、さわやかで切ない歌のバンドっていう感じだと思うんですよ。

在没深入了解GUG的人的印象中,GUG是个很清新的乐队呢。

青春な感じとかね。でも俺はそれも間違ってはいないと思ってるし、”胸がキュンとなるといえばこのバンドだよね”っていうところに名前がでるのは凄く嬉しいですよ。でもバンドって、”何々っぽい””ああ、何々系だよね”とかって言われたら終わりだと思うんですよね。俺たちはそこに加担してこなかったというか、少なからず自分たちのアイデンティティというものがあるので。”イビツだなこのバンド”っていうのは昔のアルバムを聴いてもあるし。

青春感什么的吧。我觉得这么说也没错,能得到“让人心跳加速的乐队”这样的名头是很开心的呢。但最后我们会思考我们乐队是“怎样的风格?”“啊,到底是什么流派的”。我们获得了支持,也就有了归属感,在听以前的专辑时也会有“风格多变的乐队”这样的感觉。

-確かに収録曲の「僕たちのフィロソフィー」のようなダンス・ビートを使った曲はバンドとしてはイビツな曲な気がします。

确实,专辑中《僕たちのフィロソフィー》这样的舞曲体现了曲风的多变呢。

これもバージョンがいっぱいあって、最初は弾き語りだったんですよ。丈さんとスタジオで作業してた時にバンド・アレンジでもやってみたんですけど、なんか面白くなくて。その時たまたまPET SHOP BOYSの曲をYouTubeで見たりして、かっこいいな~なんて言って、ケバケバしいどハウスにしてみたりもしたんですけど、でもやっぱりなんかつまらなくて。そこからもう一度バンド・アレンジをし直して、合わせてこのバージョンになりました。

这首歌也有许多版本,最初是钢琴版呢,丈洋在录音棚中工作时,尝试地做了编曲,但我觉得不太有趣。那个时候我偶尔在youtube上听PET SHOP BOYS的歌,感觉非常棒呢~怎么说呢,听过之后,虽然还是在那个录音棚里制作,但一点也不觉得无聊了呢。后来再一次修改编曲,就成了现在这个很合适的版本。

-「哀愁のボーイ」はキラキラ感が凄くて驚きました。

哀愁のボーイ》的闪亮感让人非常吃惊呢。

これはね、スタジオで突然できて、勝手にギターの中澤(寛規)が”こういう感じはどうだろう?”ってGarageBandかなんかでアレンジして自分のヴォーカルで入れてきたんですけど(笑)。そこからですね。でも曲自体はこのまんまの勢いで出来たんで、どうしても残したかったですね。

这首啊,是在录音棚里突然完成的,中泽随意地问“这种感觉怎么样?”,然后是在录音室中加入自己的声音完成的(笑)。就是这样开始的,但是歌的气势就这样出来了,最后无论如何都想留下这首呢。

-ボカロ、アイドル、アニメにも合いそうな感じだったんで、最初何かのテーマ曲とかタイアップなのかと思いました。

感觉非常适合于Vocaloid、偶像、动画,你们最初是想tie什么的主题曲呢?

うちの曲全部テーマ曲になると思うんだけどな~。全部タイアップとかつかないかな(笑)。

我们想让我们所有的歌都变成主题曲~

-それだけ曲が立ってますよね、全部。

这样所有的歌都能冒头了。

そういう曲だけ残しました、今回。「my small town」という激シブな曲が入ってるんですけど、それ以外は本当に一筆書きというか、曲を作ろうとして作ったんじゃなくて”あ、出た”という感じの曲だけ残しました。

《my small town》是非常有激情的歌,除这首以外的都是一笔写成的,和作曲不一样,“啊,出来了”这次只留下了有这种感觉的歌。

-「my small town」は元々デモ・バージョンが配布されていた曲ということなんですが、凄く良い曲ですよね。それが何故封印されていたんでしょうか?今回ようやく完成形になったということですか?

my small town》原本是有进行曲元素的歌,非常棒,那么为何要封存起来呢?现在有完成版的了吗?

なんでですかねえ。いやでも、ほぼ完成形でしたよ。演奏もちゃんと録り直しましたし。でもヴォーカルは昔歌ったテイクをそのまま使ってます、良かったから。

为什么呢。。虽然不太愿意,但还是完成了。伴奏也是重新录的。但是声音部分是用原来的,真是太好了。

-そういうデモ段階で止まってる曲のストックってたくさんあるんですか?

这样的到demo阶段就被腰斩的库存曲还有很多吗?

ありますね。意外とそういう曲を出したらクソ売れたりするかもしれないですね(笑)。

有啊。或许会拿出来贱卖呢(笑)。

-ははははは!

哈哈哈哈哈!

それは出してみないとわからないですけど(笑)。

虽然完全看不出有这种迹象(笑)

-今回のアルバムは全体的にスッと出てきた綺麗なメロディをそのまま収録したような感じですか?

这次的专辑一下子收录了这么多美妙的歌,您有什么感受?

職業で曲を書く人はこういう曲で、こういうアレンジでって決めて作るようなところがあるんですけど、僕らはバンドマンなんで、自分たちから出てきてグッときたものがないと、なかなか曲にならないんですよ。だからそういうものを選んで収録しましたね。

因为是职业音乐人写的曲,所以也有编曲者自己的决断,我们是乐队,所以并没有马上抉择哪些歌能用哪些不能用,就是这么一个过程。

-その中でアレンジははみ出した感じを出すというのが、「ならば青春の光」のギターの歪み具合と音圧に現れている気がします。

其中有超出预想效果的编曲,《ならば青春の光》中吉他的扭曲音压我很喜欢。

音圧感は凄く意識していますね。ライヴでは音圧感を出したくて後ろでシンセ流してやってますからね。

音压感是有意识地在做,Live中也有合成音压感。

-こういうメロディが良い曲がたくさん集まってアルバムになった結果、タイトルが『ひとりぼっちになる日のために』になったのはどうしてなんでしょう?

这张专辑由这么多美妙旋律集合而成,为什么标题是《ひとりぼっちになる日のために》呢?

う~んと、ふと思いついたんですよね。何かの帰り道にふと。凄く寂しいタイトルだな、と思ったんだけど。みんなやっぱり1人なんですよ。わかってることだとは思うんですけど。バンドって分担作業をするんですけど、俺はそれを止めようと思ったんです。例えば”みんなこれどう思う?”って聞いて反応が良かったらOKにしよう、みたいなことを一切止めにしようと思ったんですよ。要するに、自分の音楽の出発するところに関しては、誰にも委ねちゃ駄目だな、と思ったんです。これまで委ねてたなっていう部分があって、でもそれだとカッコいい音楽ができるわけがないなと思ったんです。だからこのタイトルもそこから来てるんじゃないかなあ。メンバーにも”本当に自分が必要だと思う曲だけを書いて、それができたらみんなのところに持っていく”と。リリースがあるからとかテクニック論で楽曲を作るのは止めますって宣言したんですよ。

嗯……是在回家的路上偶然想到的呢。虽然我知道这是个非常孤寂的标题,1个人什么的。虽说是乐队分担创作,我也只想到这个层面。例如我问“大家觉得这个怎么样?”如果反应不错那么就OK,就不用再继续深入了。重要的是,要和自身音乐的出发点有关。委托人也会加入讨论,但是这样就不能做出好音乐。这个标题也就这样确定了。成员也认为“自己的歌自己写标题是必要的,这样的话就能保持立场”,到发行为止都会一直讨论。

-じゃあこんなアイデアがあるんだけど、と曲のモチーフを聴かせたりというのもやめた、という?

虽然有了点子,但是还没想好题材,是这样吗?

それを思ったのはアルバム制作の終盤の方だから、今はそういうマインドでいるという感じです。いろんな感覚をシェアするというのも大事なんですけどね。報われない自分の感覚や魂というかそういうものを考えた時に、やっぱり俺には音楽があって良かったなと思ったんですよ。その感覚っていうのは忘れたくないと思って。本当は出発するところは誰かと一緒に居たいんだけど、何かを0から1にする時にはひとりぼっちじゃないと意味がないな、と思ったんです。それでこのタイトルを付けたんですけどね。1から2にするのと、0から1にするのとは違うじゃないですか?そういう感覚ですね、自分なりの。わかるかなこの感覚。

因为是专辑制作的最终一步,所以有意识地在做。直觉是占很大一部分的呢,和自己的灵魂交流的时候,在心中确定了选曲,这种感觉是忘不了的。其实出发时是和谁在一起的,不知从何时起从0变成了1,变得孤身一人。从1变为2的时候,和从0变为1的时候是不一样的不是吗?就是这样的感觉,遵从自己的真正的感觉。明白了吗?这种感觉。

-正直、一言でよくわかりましたとは言えない複雑な感覚だと思います。僕はこのタイトルには誰もがこれからはひとりぼっちになるものだという人生の観念的なことを示唆しているのかなと思ってたんです。

一语言之就是“好像明白了”这种不能言传的复杂感觉吧。我从这个标题里得到了“谁都有孤身一人的时候”这样的人生观的启示。

ああ、なるほどね。

啊。。原来是这样啊。

-でもそういうことではなくて。

但不是这样的吧。

例えば”私、会社辞めようと思うの”とか”あの人と別れようと思う”とか相談ってあるじゃないですか。それってなんでも聞いてあげられるし言ってあげられるんだけど、最後に新しい人生を歩み出そうって決めるのは自分1人じゃないですか?それが本当に生きていく上で大事な原動力だなと思っていて。だから俺は歌うことについてもまずは誰かに相談もするしいろんな意見も欲しいし、こういう取材でも話すんですけど、でも結局家に帰って何かを決めるのは1人だから。そうなりたいと思ったんですよね。だから今そうじゃないと思うんですよ。やっぱり今は委ねてしまうことが多いし、音楽だけに限らず。生活の中や世間的な世相もそうだと思うんですけど。でも自分は”ひとりぼっち”になりたいなと思ったし、なるべきだなと思ったんですよね。

例如没有“我想从公司辞职”或“和那个人离别了”这样交谈的吧。虽然什么都听得到,但是决定自己人生步伐的是自己不是吗?这才是人活下去的原动力。就比如我唱歌,我想从别人那里得到意见,得到了很多有用的信息,但回到家后,决策者只有我自己。现在的委托太多了,因此就被局限于音乐领域。在生活中社会中也是这样,但是我想变成“孤身一人”,也应该变成“孤身一人”。

-なるほど。改めて聞いてよくわかりました。なんとなく、違う感覚でタイトルを捉えていました。

原来如此,我有些明白了,我对标题的理解错了呢。

いや、それで良いと思いますよ。だからこそインタビューってあると思いますし。

不,你的想法很好。正因为这样才有了采访的意义。

-では、アルバム・リリース後から始まるツアーはどんなところが見どころでしょうか?

那么,专辑发行了之后,又会有怎样的计划呢?

その日のノリでしょうね。やっぱりそれかな、それだけだなあ。こんな演奏を聴いてくれとかじゃなくて、ライヴって本当独特だなって思っているから、今。どの会場も違うし、喋ることも俺たちは決めてないし。どんなライヴになるかわからないまま始まるんですけど。でも観に来て良かったなっていう風に、俺も今日元気に歌えて良かったなという風になるライヴが1番良いなあ……。逆にそれ以外何もないです今は。来てくれるだけで良いです。後は俺たちが楽しませますから。

就仅此而已。不止于听CD,因为我觉得live有其独特之处。哪个会场合适什么的琐碎的事我们决定不了。会有怎样的live,我们也不知道,但是一定会很棒,我们也在努力地办好live。除此以外,现在什么都还不知道。如果大家能来就好了,我们会很开心的。

-とにかく足を運んでほしい、と。

总之希望大家能光临呢。

そうですね。来てくれればここでベラベラ喋ったこともわかってくれるんじゃないですかね(笑)。

恩恩。来了的话也就能明白我的这些废话了(笑)。

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